任意売却業者の選び方
任意売却をどこに依頼したら良いかわからない!
任意売却すると決めたが、どこに依頼したら良いのでしょう?任意売却を依頼する方法を見てみましょう。
1. 債権者からの紹介された不動産会社に依頼する
債権者から紹介を受ける不動産会社とは、債権者にとって信頼できる会社です。役員や、社員に銀行出身の人がいる場合もあります。 債権者主導で物事が進むことが多いため、引越し代などお金が残る可能性が極めて低いです。売却後の残債務に関しても、やはり債権者主導の話し合いになるでしょう。
2. 地元の不動産会社に依頼する
不動産の売却を依頼するのであれば、一番に地元の駅前不動産屋さんなど最初に思い浮かべるでしょう。 大手の不動産会社、老舗の不動産業者等、数多くの不動産会社があり、通常の不動産売却でであればどこでも対応してくれるでしょうけれど、任意売却については少し違ってきます。
一般的な不動産売却(ローンを完済して売却すること)に対し、任意売却(ローンを完済しないで売却すること)はイレギュラーな手続きであるため、 経験したことがないという営業マン、不動産会社に依頼してしまうと、まとまるものもまとまりません。
大手だから、老舗だからと安心するのではなく、任意売却で債権者と交渉をしたことがあるのか、どれくらいの実績があるのか、残債務についてはどのようなフォローをしてくれるのかを確認してから進めたほうが良いかもしれませんね。 会社の大小ではなく、担当者に任意売却のスキルがあり、売却後もきちんとフォローしてくれるかどうかが依頼するかどうかを見極めるポイントです。
3. 弁護士、司法書士に依頼する
弁護士、司法書士に依頼するというのは、最も安心できる方法ではないでしょうか。 しかし、不動産の売却活動は提携不動産業者に依頼することが多いです。
つまり、住宅ローン以外にも借金があり、自己破産、債務整理をお考えの方は、弁護士、司法書士に相談するのが良いでしょう。 自己破産、債務整理までは考えていないが、住宅ローンの支払いはできないので任意売却したいという方は、不動産会社を選択することになります。
また、自己破産をお考えの方でも、マイホームを任意売却してから自己破産手続きをされた方が自己破産の費用も抑えられるため、費用を安く抑えたい方は、 任意売却をされてから自己破産の手続きをされることをお勧めしています。
4. 専門の不動産会社に依頼する
任意売却専門といっても様々な業者がありますから、不安な点もあるでしょう。 ただ、依頼者ファーストで債権者と粘り強く交渉できますし、売却後のフォローもしてくれる会社が多いです。
2.の地元の不動産会社と同様に、担当者に任意売却のスキルがあり、売却後もきちんとフォローしてくれるかどうかが依頼するかどうかを見極めるポイントです
5. その他(このまま競売になるまで放置)
任意売却を依頼するという観点からは、外れてしまいますが、これも一つの売却方法です。 このケースは本当に何もしません。新しい所有者が来るまで住んでれば良いのですから。 ただし、引越代の捻出や残債務の支払額に関しては、債権者からかなり強くの支払額を要求されます。
こんな業者には要注意!
下記のような事を言う業者さんには気をつけた方が良いかもしれません。
- ・引越し代を100万円あげます!必ず売却出来ます!
- 未確定の話にもかかわらず断定的な物言いで、あなたに都合の良い話や、お金で引き付けようとする。
- ・不動産免許を持っていない業者
- 不動産の売却ですから不動産免許は必要です。しかし最近は、不動産業者でなくても SEO対策を施した任意売却のホームページを作成している会社も増えています。 問い合わせをした会社は単に窓口であり、提携業者を紹介するというケースもあるようです。 提携業者の力量があれば良い結果となることでしょう。
- ・書面等のやり取りをせず、口約束で話を進めてしまう。
- 高額の取引です。書面のやり取りがない業者は危険ですね。
その他、担当者と合わない・話がうますぎる・担当者がコロコロ変わるなど、 不信感があるのであれば、1社で決めるのではなく、複数社に話を聞いて選ぶのも良いでしょう。
まとめ
あなたにとってどこに頼むのが一番良いのかを総合的に考え、判断して下さい。お客様一人一人が状況が違いますから、必ずしもどれが良いとは一概には言えません。 しかしどこに頼むのか時間がかかってしまえば、選択肢も限られてきてしまうので、思い立った時に相談してお決めすることをお勧めします。
ご自宅を残すなら何を頑張っていくのか? 売却するならどこに頼むのか? 決めてしまえば、精神的に少し楽になります。 専門の業者に依頼したい、もしくは迷われている方、まずはご相談下さい。